成功している人にはどんな特徴があるのか

伊集院 妃芳

伊集院 妃芳

社員ブログ

「成功している人」という定義が、そもそも難しいけれど。

昔から、なんとなく「いつか成功しそうだな」という人はいたと思う。学級委員を歴任する人や、絵心や文才がある人、いつも周りに人が集まる魅力がある人など。そういう人がどんな人生を送るのか、好奇心から、ずっと気になっている。

今回書きたいのは、あくまで私の視点から見た「成功している人の特徴」。エビデンスはないのと、私の友人をベースに考察したものなので、現在30歳前後くらいの結構狭い年齢層となっている。特定の誰かについて書きたい意思はないが、もしこれを読んで不快に思った私の友人がいたらご連絡ください。修正して、ご飯でもご馳走します。

Photo by Takuya Sakawaki

さて、「成功している人」の定義については迷ったが、まずはわかりやすく金銭的に余裕があるように見える人や、大型資金調達のような資金確保能力がある人とする。そしてそれらの人に言えそうなのは「トレンドを追えているか」だと思う。

今のところ、と前置きするが、昔から一貫してやりたいことにまい進している人より、トレンドやお金の匂いを上手に嗅ぎ分けて自分の身の置き方を考えている人のほうが上手くいっているように見える。時にはピボットしたりして、時代の流れに乗る生き方をする人を見ると純粋にスゴイなと思う。言うのは簡単だけど、実際にやるのは大変だろうから。

次に、芸術などで才能を開花させたり、社会問題を解決するなどといった一貫性のあるアプローチで芽が出るのは、30歳前後の私の友人ではまだまだ少ない。ただ、もう数年経つと、一気に増えるのではとも思っている。特に社会問題に関しては、私がSTEMコミュニティを運営していた頃に感じていたことだが、活動を持続させるためには活動に投じるための時間と心の余裕が必要だ。また、社会的意義を大切にしながら活動資金を調達するなどといった調整力も必要だが、20代の頃はその勘所も難しかった。例えば「STEM女性を増やし応援したい」というミッションに対して、成果としてスポンサー社の採用人数などを求められたりすると、上手い落としどころが浮かばずもやっとしたものだ。

こういったアプローチは、一度始めたら続けていけるかが大事だと思っているし、加えて、「わかりやすさ」はとても大切だと思う。そのテーマについて議論を重ねるうちに言葉は洗練され、テーマに詳しくない人にもわかりやすく伝えられるようになるし、受け手は何をしてあげたらいいかはっきりしてくる。つまるところ、立ち止まったときに話を聞いてくれて、あれこれ言ってくれる、ちょっとお節介な友人がいるかどうかが大切なのかもしれない。