静岡県立三島北高校で学校選択科目STEAM for SDGsや探究授業を支援しました

合同会社シゴトトセイカツ

合同会社シゴトトセイカツ

合同会社シゴトトセイカツは、静岡県立三島北高等学校にて、2024年度における学校選択科目「STEAM for SDGs」および「総合的な探究の時間」の授業支援を行いました。

静岡県立三島北高等学校は、スーパーグローバルハイスクール(SGH)やWWLコンソーシアム構築支援事業の指定を受け、探究活動に力を入れている学校です。
生徒たちは、2年間同じチームで社会課題を探究し、最終的にソーシャルビジネスの形にまとめて発表するというカリキュラムのもと、実践的な学びを深めています。
三島北高校では、外部講師による授業支援を積極的に取り入れ、大学・企業・NPOなどと連携しながら探究活動を行っています。当社もその一環として、生徒たちの学びをサポートしました。


STEAM for SDGs の授業支援

三島北高校では、学校独自の選択科目として「STEAM for SDGs」を開講しています。
この授業では、理数系(STEM)の視点を活かして社会課題の解決策を考えることを目的に、企業・研究機関・大学との連携を強化しながら探究的な学びを進めています。

シゴトトセイカツはこの取り組みの一環として、講演活動および各研修のプロデュースを担当しました。

8月には木村鋳造所への工場見学と社員座談会を実施し、生徒たちはものづくりの現場での課題意識や技術の奥深さについて学びました。「世界に一つだけの機械や技術があってすごい工場だなと印象が大きく変わりました」「探究の試作品や実験に必要なものなども作ってみたいです」といった感想が寄せられました(詳細:STEAM for SDGs 木村鋳造所工場見学)。

さらに、12月には探究校外研修として、Tokyo Innovation Baseやアサヒ飲料技術研究所(茨城県守谷市)等の見学を実施しました。生徒たちからは、「リアルな環境で働く人々の考え方を学ぶことで、今後の研究に活かしたい」「アイデアの伝え方や発想法を学ぶ貴重な機会だった」といった感想が寄せられました(詳細: STEAM for SDGs 探究校外研修)。


「総合的な探究の時間」の授業支援

三島北高校では、学習指導要領に基づく必修科目として「総合的な探究の時間」を実施しており、1年次・2年次を通して社会課題に向き合うカリキュラムを展開しています。
シゴトトセイカツは、1年生・2年生それぞれのフェーズに応じて、以下の3回の授業支援を行いました。

1年生への探究支援(フィードバック)

① 9月18日(水) – 探究テーマの設定と方向性について
② 1月29日(水) – 解決策の検討と具体化に向けたアドバイス

1年生は、チームごとに社会課題の解決策を探究し、具体的なアクションに結びつけることを目標にしています。
今回のフィードバックでは、「似たような事例の研究が不足していたことに気づいた」「ビジネスプランを考える視点が加わり、研究の方向性が明確になった」といった声が聞かれました。

2年生への探究支援(ビジネスプランコンテストの審査員)

③ 1月29日(水) – ビジネスプランコンテスト審査

2年生は、1年次の探究をもとに、ソーシャルビジネスとしての実現可能性を考え、発表する段階に入ります。今回のビジネスプランコンテストでは、社会課題解決のための事業アイデアが次々と発表され、白熱した議論が展開されました。
審査員として出席しましたが、試作や仮説検証まで行うグループや、高校生らしいアイデアながらも実現可能性も感じる面白いアイデアに出会うことができ、刺激になりました。



シゴトトセイカツでは、これ以外にも全国の学校向けにSTEAM、アントレプレナーシップ、ものづくりに関連するワークショップや指導支援を行っています。今後も、探究活動の支援だけでなく、STEM教育やキャリア支援の分野でも連携を深め、生徒たちの学びの機会を広げていくことを目指します。